優勝者インタビュー　vol.11 A.G.O

−ラップを始めたのはいつですか？　そのきっかけも教えてください。

始めたのは中学2年生の頃。当時住んでいた奈良からジャカルタ日本人学校に転校になったのですが、転校先で「これかっこいいから聴いてみて」って転校したてのぼくにMDを渡してきたやつがいて、そのMDに入ってたSteady&Co.とDragon Ashにハマったのがきっかけです。
その後中学校の文化祭でノリで友達とラップをしたのが人前での初ラップ。Dragon Ashと当時流行ってたLinkin Parkの曲のラップの部分を歌った気がします（笑）

−BRTに出場されたきっかけは？

知り合いのDJ Ne-Nyoに「おもろいイベントあるから行こう」って誘ってもらったのがきっかけです。

−職場でラップをする機会はありますか？

全くないです（笑）
職場でラップをやっていることはオープンにしてまして、先日の新入社員との懇親会でスピーチした際に「仕事もプライベート(例えば私の場合はラップ)も全力で取り組んでいきましょう」と話したら、直後に執行役員にバトルをしかけられたので、今度部門別バトルでも企画してみようかと思います（笑）

−仕事をする上で心がけている事と、バトルをする上で心がけている事は？

仕事では、常に目的が何なのかってことは意識しています。
あとは自分事ではなくなった瞬間に、その仕事は崩壊していくと思ってるので当事者意識も大切にしています。

バトルでは的確なアンサーをすること、あとは場を盛り上げること(エンターテイナーであること)。
仕事でも様々なシステムを販売しているのですが、「我々はSE”システムエンジニア”ではない、SE”セールスエンターテイナー”だ」と弊社の執行役員も申しており、その通りだ！と思います。

−バトルを仕掛けてるところといい、役員の方もバイブス高いですね（笑）
今回、優勝しての感想はいかがですか？

純粋にめちゃくちゃ嬉しい。
初参戦させて頂いた第2回BRTでいきなり準優勝させてもらったのですが、それがピークだったので約1年の時を経て優勝できて感無量です。
なにより当日楽しめたのが最高です！

−A.G.Oさんにとっての今回のベストバウトを教えてください。

徳川くん（テレビADレペゼンのMC、徳川秀徳）とのバトル。
普通のバトルではなくビジネスマンラップらしいバトルができたし、ビートの上でも遊べた。
そしてなによりウケた。笑

−A.G.OさんはもともとDJもされているんですよね。そうしたセンスやリテラシーもバトルの中で感じられるな、と思います。

そうですね、DJは高2の頃に始めました。
高校の英語クラスの先生(恩師)がB-girlでして、先生がDJセットを購入されたのですが、「やる時間がなくて家で埃をかぶってる」との言っていたのを聞いて、「貸してください」とお願いしてはじめたのがきっかけです。
放課後の教室で、1人でDJ Hasebeさんのレッスンビデオテープ(VHS)を見ながら、黙々と練習してました（笑）

−「恩師がB-girl」って、なかなかのパワーワードですね（笑）

英語の授業でなぜかエミネムを流してくれたり（笑）面白い先生で、今でもリスペクトしてます。社会人になってからも、その方にはお世話になっていて、年１回のイベントにも出演させていただいたりしています。
「B-1 PROJECT」　https://twitter.com/B1Project_jp

−イベントへの出演機会も多いですよね。

学生の当時、ブレイクダンスも少しかじってたので（ウインドミルが回れなくてやめましたが）、ダンスバトルイベントのDJタイムで回していたところから、ちょくちょくイベントの出演機会を頂けるようになりました。
その後、クラブプレイに移行していって、週末のチャラ箱出演が中心になり今に至ります。
就職で東京に来てからも細々と続けてまして、最近はAfro&Co.さんが手掛ける「泡パ」でもスピンさせて頂いております。

−仕事・ラップ以外にも、いろいろなご活動をされてますよね！お仕事とご自身の活動の両立のコツはありますか？

とにかくなんでもやってみること。断らないスタンスですね。
仕事もプライベートも人との付き合いという意味では同じなので、あえて分けて考えてないようにしてます。

−そんなA.G.Oさんが主催されているバトルイベントがあるそうですが、概要と告知などあれば教えてください。

ラッパーとダンサーが2人1組となってバトルを行う新しい形の2on2バトル、「Hybrid Battle」を開催しています。
vol.3となる次回は、6/24（土）17:45〜開催予定です！
先着16組でエントリー開始しておりますので、ご興味ある方お待ちしております。一緒に応募できるラッパー・ダンサーの相方がいない！という方には、こちらでマッチングさせていただきますので、おひとりでもエントリー頂けます。
https://www.facebook.com/events/1089675164465461/?ti=icl

これぞHybrid Battle!!!
ラップとダンスの融合が生み出す新しいグルーブ!!#hybridbattle #rap #dance #hiphop #dancebattle #freestylerap pic.twitter.com/GfBUWAVNpN

— Hybrid Battle 次回6/24 (@HybridBattle) 2016年11月28日

−ありがとうございました！ BRTでも、参戦またお待ちしております！

ヒップホップセンスとビジネスマンセンスをハイブリットさせて、また優勝します！

−最後に、上司の方に一言お願いします。

仕事中時々席の横で「ふぁぁぁっく！」とか叫んですみません。